個人事業主は基本的には一人で仕事をしていかなくてはならないので、自分の能力以上の成果を出すことはできないものだ。
どんなに有能な人でも、一日は24時間しかない上、体も一つしかないからである。一人で仕事をしていると、どうしても年収額に限界が出てくる。できる仕事がたくさんあったとしても、実際に作業をする時間を確保できずに諦めなければならないケースが多いのだ。
したがって、多くの年収を一人で稼ぎ出している人は少ない。
ただ、個人事業主の中には、アルバイトを雇う人もいる。アルバイトを雇うと、時間的な制約は完全に取っ払うことができるので、一人では稼ぎ出すことができないほどのお金を発生させることができるのだ。アルバイト代はもちろん払わなければならないが、正社員を雇うよりはずっと臨機応変にさまざまなケースに対応ができる。
支払うアルバイト代よりも大きなリターンが得られれば、それはすべて個人事業主本人の懐に入るわけで、年収額も大幅にアップするのが普通だ。
アルバイトに作業をやらせて、自分は指示をしているだけでいいので、一度に手広く仕事を進めていける。
将来的に法人化するときの予行演習にもなるため、一度は人を雇う経験をしておくのも悪くはない。多くの人を使いこなすことができれば、年収は億を超すことも不可能ではない。ただ、あまりにも売上額がアップするようであれば、法人化して税金を抑えるように工夫した方がいいだろう。